前略 倫理研修の件です。
○○総務委員長より、倫理研修の講師の件で相談がありました。
連合会の伝達研修を受けている○○さんは、当日具合が悪いということで、それなら他府県から応援を求めましょうか、という内容でありました。
しかし、私の意見は。そんなことはせずに会員の中から講師を探すようすれば良いと思います。
まず、連合会のホームページを見ると、『平成23年度「倫理研修」のお知らせ』というページには 5.講師 というところに、講師について説明があります。
講師は、
① 都道府県会会長
若しくは
② 都道府県会会長の推薦を受けた都道府県会役員
及び
③ 都道府県会会長であった者
又は
④ 連合会の伝達研修を受けた会員
とします。
これをよ~く読めば、役員ならだれでも良いのであります、会長が推薦しさえすれば・・・
すなわち、連合会が伝達研修会をしないのは、金がかかるからです。47都道府県から集めると、交通費・日当・会場代で400万円ほどかかると言われています。
そんな大金をかけて何度も行うよりも、講師の基準を広げる方が現実的であります。
それで、そっとホームページで、落とした基準を告知しているわけであります。
そもそも、特定社労士も1万人を超えようとしているのですから、「伝達研修」を受けた人だけが倫理を研修できるというのも、宗教団体じゃあるまいし、誠に効率の悪い話ではあります。
また、講師は1人とは限りません。また、グループディスカッションを実施する場合があるとも書いています。
テキストもしっかりしてきています。昨年の倫理研修テキストも連合会のホームページからダウンロードできます。
このような研修は「受講させること」が、組織の倫理の担保であると考えられるのです。
それで、④の「伝達研修を受けた会員」が講師をつとめることができなければ、
・③ 「都道府県会会長であった者」 として○○元会長
あるいは、
・② 「都道府県会会長の推薦を受けた都道府県会役員」として会長以外の理事○○人のうちから選ぶのが良いと思います。
それで、私が講師になっても良いのですが、むしろ、役員が交代で講師をするのも良い勉強となると思います。
社労士としての倫理の大切さは、実務で、あっせんの場などでしみじみ感じます。けっして伝達研修したものだけが会得するようなものではないのであります。
それで、次回の制服重鎮懐疑は、役員の中から倫理の講師を選定するように進言します。
今年だけではなく、講師候補を決めておいて、来年の倫理研修会も予定しておけばいかがでしょうか。
そもそも、金がかかるから伝達研修をしない連合会に、講師の資格をとやかくいう資格はないのであります・・・
以上