本日、R社の総合調査・・・・
5月の中旬に、調査係のYさんから電話があった・・・
5月の初旬に1件調査があり、N運送は結局300万円ほどの支払いとなったのであるが、再び同業種の事業所のR社を調査しなければならないという・・・
・・・要するに、某官庁の外局事務所から調査の依頼があり、適切に公的保険に加入していなければ免許を取り上げるか停止にする、というのでまあ仕方なしにやる、というようなものであった・・・
N運送の場合は、事業所に訪問して会議室での調査となったのであるが、社長の方も慣れて?いて、資料をなかなか見せない・・・
それでも、何気なく最初に見せた資料には、自分の報酬が子会社でも支給していたことがバレて、それだけでも160万円ほどの追加となる・・・
で、本日の調査は、調査係のYさんの事務所で行うことにして、R社の社長と奥さんに来てもらった・・・
資料は奥さんがもってきた・・・・
この調査のきっかけも、某官庁の外局事務所から調査の依頼んによるもので、6月の始めに、指摘をうけた19人分の取得届を出したところである・・・
そのとき、奥さんは「こうやって取得届を出したんだから大丈夫よね。」と一人合点をしていたのだが・・・
1時から調査は始り、調査係のYさんと応援の助っ人が二人がかりで見終わったのが3時半・・・
その間、社長は立ったり電話をしに行ったり、私も居眠りをしかけたり・・・
3時半ごろから、Yさんはぼそぼそとしゃべりだした・・・
「19人の取得を6月に出してもらいましたが、以前から働いているようなので、さかのぼって保険料の支払いが必要となります・・・」
「え?」と奥さん、すかさず、「それは払えんな!」と社長・・・
Yさんの声は小さな声でぼそぼそと説明するのだが、社長夫婦は怒り出した・・・
「社労士さん、なんとか言うてやってえな、こんな話無茶苦茶だわさ。」
このR社の調査も、4回目ぐらいである・・・
3年前にも調査があり、その時は私の事務所で行ったのであるが、その時は夫婦二人で調査係の右から左からわ~わ~言って・・・
それで、過去いずれも「わかりました、今後キチンと加入するということで、今回は指導で済ませましょう。」みたいな応対で終わったのであった・・・
今回も、同じような調子でわ~わ~言ったのであるが・・・
しかし、Yさんもここで「不正」なんかに手を貸すと弐本念金気候に移れなくなる・・・家族もいるし路頭に迷うわけにはいかない・・・でも、初めての調査係をさせられて、ベテラン組はとうに居なくなってしまっている・・・なんとか自分で乗り切らないと将来は無い・・・
社長はいよいよ怒り出し、机の資料を片っ端から引きあげ、挙句には「今渡した名刺を返せ!」と怒鳴る始末・・・
もっとマケろ、無かったことにしろ、お前の儲けにはならんのだろ、奥さんも加勢して、行政も不正ばかりして自分たちのことは棚に上げて私たちから取らないでよ、こんなことはゆるされん、以前の調査では良いといったではないか、こんなことなら来るのではなかった、免許取り上げられても構わない、絶対払わないからな、今でも毎月何百万と言う赤字だ、お前たちにこんな気持ちわかるのか、あ~たらこ~たら・・・
その間、ワタシは電卓をたたき、
え~と、報酬月額が一人につき20万として保険料額が5万・・・するってえと5万×19人×12カ月×2年=2280万円で~す
更に、今いる人でも遡りもあるし、隠していた賞与もあるし、約2500万円ってとこですかねぇ・・・
それを聞いて「お前らはホントに人の会社をつぶす気か!覚えて居れよ!」と席をけって帰ってしまった・・・
そのあと、Yさんと今後のことについてしばし話をする・・・
他の同業種の事業所も調査の予定があるという・・・
それで、今のうちに事業所の方に指導をしておいてほしいと・・・
まあ、このR社のようなひどい会社も無いのであるが、気を使ってか「こんな調査結果が続くとta3にも何か影響があるかも」と言ってくれた・・・
5年ほど前、総合調査のやり方にクレームではないものの意見書を出したら、ある日所長室に連れ込まれ、5人ほどに囲まれて意見をされたが、それでも何の処分も出来なかった・・・
その連中も全部退職していて、いまだに再就職できていない人もいる・・・
あ、何億円もの保険料を「無かったことにした」元係長さんは、今はひたすらおとなしく民間人をしている・・・
今後も行政に協力してもらわなければとエラそうに言った課長さんも、ネコのようにおとなしい民間人になった・・・
このYさんも無事清く正しい民間人になるためにも、2千5百万円くらいで日和っていたら将来はないのであろう・・・
事務所に戻り、顛末を告げると、
ミ~さん「そろそろR社と縁切りなのかも、でもその前に労働保険料150万円払え、って言いたいな。」
モッちゃん「天罰だわ、センセイ早く新しい顧問先を見つけて下さい。」
Nyaoちゃん「今日の立会料は取れるのですか、取れたら何か美味しいものを食べに連れて行って星~な。」
それにしても、連合会の総会では某県の代議員から質問があり、
要するに、県会が年金相談センターを運営して窓口業務を肩代わりをし始めると、今まで行政という壁に守られていたが、今後はモロにリスクを背負うことになるが、それで良いのか・・・みたいな質問があった
で、それに対しての応答が、
そういったことを承知でわが業界が受けなければならないと考えた、との返事・・・
もし、これが競争入札となると、民間の生保会社や人材派遣会社などが請け負い、安い賃金で雇った社労士にさせるだろう・・・でも、今回そういったことを承知で随時契約にもっていったのだ、とも・・・
そうなると恐らく、大変な目に会う同業者も出てくるであろう・・・生き方を変えなければならないのかもしれない・・・
また、これからも、調査があった場合は「債権‐債務」の問題としてその場で「金額」を明らかにしてから事業主に「決断」してもらわなければならないのかもしれない・・・
保険料としての2千5百万円はたいしたことがないかもしれないが、個人が背負うには大きすぎるのだから・・・
それにしても、我が事務所の社会保険料も可愛くなく数字なので何とかしたいのだが結局稼ぐしかないのであり・・・・
あ!賞与の計算というか算段もしなくては・・・・
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