本日、サル病院の是正報告の対策にかかりきる・・・といっても結局あちこちのブログを見たりしてもうこんな時間・・・・
思えばこの稼業でメシを食うのは大変なのですねえ・・・
本日も、何だかもっともらしい原稿を書く必要があり適当の文字をならべる・・・
・・・というわけで、正直、大いに戸惑っております。なぜなら、ここ数年で社労士会の置かれている状況は一変して、社労士会の運営が大変難しくなってきたからであります。私の考えるには、その要因として概ね三つぐらいあるのではないかと思います。
一つは、「社会保険労務士の多様化」ということです。これにはいくつかの側面がありますが、社会保険労務士のビジネススタイルの多様化ということと、業務独占資格である社会保険労務士という資格の使い方使われ方の多様化という側面があるのではないかと思うのであります。つまり「社会保険労務士という生き方」が変わってきたのだと思います。
二つ目は、インターネットや通信技術の発展に伴って、労働社会保険諸法令の適用される労務管理の現場と我々自身の仕事の現場における仕事の仕方の激変であります。幾つかの単語を検索するだけで大抵の知識や情報は手に入る時代にあっては、更に何を提供できるのかが問われているのであります。
三つ目は、社会保険労務士の接している行政機関が変容あるいは変質してきたとことであります。もともと、社会保険労務士という存在は「行政の外延に位置するもの」とされていました。しかし、今や行政そのものが無くなったり、変質してきております。それゆえ、連合会の言う自主独立路線を模索せざるを得ない状況になったということであります。
もちろん、自主独立路線という限りは「なあ~んにもしないでのんびり行こうぜ」という路線もありなのでありましょう・・・・
まあ、適当に原稿用紙?の枡目が埋まればいいのだけれど・・・
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1 件のコメント:
変な自主独立路線。
そもそもの始まりといえば、どうやら、
昨年総会京都会場での大槻会長挨拶の中らしい。
(月刊社会保険労務士20年7月号)
「ところで、私どもも制度40周年記念を迎えます。これまで長い間、行政機関の外延的立場で安住して業務を行ってきたきらいがありましたが、この辺りで脱却して自主独立の制度を確立して自治権を獲得する方向につなげていかなくてはならないのでないかと思っているのです」
なぜここが起点になっててるか、というと、次。
月刊社会保険労務士21年5月号。
これは、事業受託のいいわけ特集記事を載せた号であったが、
「40周年を期して我々は、これまでの外延的立場を脱却し自主独立の制度確立を目指す道を明らかにした・・・」云々。
明らかにした、といわれても、そんなこといわれたのは初めて。
ところで 何故 「変」か。
昨年総会での大槻会長は、自主独立を 自治権のからみでしゃべっている。
懲戒権のからみといってもいい。当時の司法制度改革の流れの中への対応ということだろう。その限りでは、発言は 理解できる。
しかし、21年5月号では、 「自治権」などは どこかへ吹っ飛び、年金相談センター事業を受託することとか、労働契約法キャンペーン事業の受託が「自主独立」だという言い方になってる。
明らかに、それぞれの「自主独立」の意味するところが違ってる。
にもかかわらず、5月号は、先の大槻会長のことばをベースにその論を展開している。
おいおい、ちょっと違うだろーがあ、といいたい。
はじめに、受託ありきで、そのための理論的根拠をあたえるためにこの「自主独立」を用いたのではないかと疑ってみたくなります。
(この5月号では、「時代の変化」と銘打った箇所があるが、ここには明らかに 間違った認識が示されているのでご興味のある筋は是非ともご一読を。)
しかも、 40周年に寄せて、大槻会長が 各単会へメッセージを寄せている(と思う)が、ここでは 前記「目指す道」など一言もふれていない。
つまり 自主独立認識など そんなもん なんでしょう。
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