2010年4月10日土曜日
構成根菌寄金の亡霊・・・
昨日、私が不在のとき○○○更生粘菌寄金の某課長が来所したようだ・・・
なんでも、㈱R社を訪問したようだが、社長もいなくて事務員さんか
ら、根菌のことは分からないので、sr-ta3事務所に行くように言われ
たようだ・・・
置いていった書類を見ると、
・構成根菌寄金 加入員・被保険者記録突合不一致一覧表(兼変更指図書)
・照会番号検索結果
・構成根菌寄金 加入員に関する訂正届
・構成根菌寄金 加入員資格取得届
・構成根菌寄金 加入員標準給与支払届
・構成根菌寄金 加入員資格喪失届
・構成根菌寄金 標準報酬月額算定基礎届
これらの書類が大量に入っていた・・・
ふ~む・・・
対応したミ~さんが言うには、
「大変です!この書類で届けなおすと保険料が数百万円いるそうです。
なんだか、強制的なもので職権で取り立てられるかもしれません。」
ふむふむ・・・
すっかり忘れていたことなんだけど・・・
それは、14年ごろの秋のころだった・・・
㈱R社のN社長は、加入している構成根菌寄金がなんだか不穏なこと
になっているようなので、脱退しようと思った・・・
それとなく、当職が「脱退する手続き」を寄金の事務員さんに聞いた
ところ、常務理事やら事務局長やらが大挙して㈱R社に「訪問したい!」
旨の連絡が届いた・・・
そのとき相手側に返戻した文書・・・
(なぜか私のPCに残っているのである・・・(--〆))
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拝啓 貴寄金におかれましてはいよいよご清祥のこととお喜び申し上
げます。平素は格別のご厚誼にあずかり、厚く御礼申し上げます。
さて、平成15年1月**日付けにて『寄金脱退に伴う「未償却過去
勤務債務等の額の一括納付」の適用についてのご案内』なる文書が当
社に届きました。これを一読するにただただ驚愕するとともに、あま
りにも性急かつ不可解な「お願い」につき困惑している次第でありま
す。
当方が困惑している点は下記の2点であります。
① 当社は「寄金に脱退の申し出」を行っておりません。少なくと
も、このような大事なことにつき、代表取締役である私に連絡な
り確認などがなく、勝手に脱退を申し出た、と決め付けるのはま
ったく不可解であります。
当社のみならず○○○事業の業界をとりまく環境は誠に厳しく、
それぞれの会社は生き残りをかけて様々な経営方針を模索して
おります。従業員に対する対応もそれぞれの会社ごとに事情が
あり、それらの事情を尋ねもせずに一方的に送りつけてきた今
回の通知は、まったく理解できません。
② 平成14年12月**日に代議員会を開催し、同日付で任意脱退
に該当するかどうかを審議した、とあり更に、寄金が抱えている
欠損金○十億余円のうち○.○○%の支払いをお願いする、との
ことですが、これもまったく不可解であります。
そもそも、○十億円もの欠損金が発生していることが始めて判っ
たのですがこの責任はいったいどこにあるのでしょうか。このよ
うな重大なことは、代議員会どころか加入会員全体に詳細を明ら
かにし、その経営責任が追求されるべきであり、それが先なので
はないでしょうか。
以上、突然の通知にただただ驚いている次第でありますので、この旨
お知らせします。
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要するに、脱退するには数千万円の金を支払え、というものであった・・・
それに対して、「いえいえ脱退などとは言っておりません。ただただ驚いて
いる」ということを伝えて、戦略を立て直したのである・・・
まあ、欠損金が○十億余円に膨らむまでだれも何もしなかった、というのは
あきれるのであるが・・・
しかし、専務理事、常務理事は天下りポスト、事務局を始めとする何人かは、
元公務員という実態を鑑みると、まあしかたないかなあ・・・と・・・・
こりゃあかんで、と㈱R社のN社長は思ったのかもしれない・・・
そのあとの流れは・・・え~と確か・・・
別途設立していたS社に事業免許を取らせた・・・
順次、R社からS社に従業員を出向させた・・・
およそ100人以上の従業員を寄金から喪失させたのである・・・
そして、翌月再びS社からR社に戻したのである・・・・
その際に、寄金の取得をしなかったのである・・・・
これで良いと思ったのであろうが、困ったことになった・・・
斜保持側から届いた請求書には相変わらず、減額されたままであった・・・
すなわち、寄金の取り分の保険料が減額されたままであった・・・
寄金の器をのこしたまま再入社させても、斜保持ではどうすることも
できないのであった・・・・
・・・で、社長はそれならと、R社の保険を全喪しようと考えた・・・
もう一度、全員をR社からS社に転籍させ事業所を全喪した・・・労働保険
も喪失した・・・
しかし、やはり「R社」の看板は、事業をするうえでは必要である・・・
それで、翌月、全員をS社からR社に入社させ、新規適用を行ったので
ある・・・・
労働保険も再度適用した・・・
我が事務所のミ~さんの机の上は書類の山になった・・・・
ちなみに、この間の手続きについては、
「すべて当局と相談しながら、担当者と確認しながら行った」
のであります・・・
リスクを確認し「お墨付き」を得て動いたのではあります・・・・・
それで、当局での処理は早かったように思う・・・
時は流れ、すっかり忘れたころ、冒頭の「昨日、私が不在のとき○○○更生
粘菌寄金の某課長が来所した」と言う次第になったわけだが・・・
すなわち、上記の次第の
「そして、翌月再びS社からR社に戻したのである・・・・」
のところが原因となっているのである・・・
さあて、どうしようかねえ・・・・
法的な義務はあるのだろうか・・・
時効ってやつはどうなっているのだろうか・・・
民間団体である構成根菌寄金が頑張って訴訟をおこしても勝ち目はあるの
だろうかねえ・・・・
結局、これから年金をもらう従業員は1年程度の「代行部分」に相当する
分の年金が減るわけであるが・・・
・
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1 件のコメント:
非取締役です。お久し振りです・・・^^;
>結局、これから年金をもらう従業員は1年
>程度の「代行部分」に相当する分の年金が
>減るわけであるが・・・
全くもってこの部分がとても難解で・・・。
一昨年、わたしは賠償問題で大いに悩まされました。取引先の担当者はノイローゼになって入院し、・・・たぶんこれから基金問題は雨後の筍のように発生するのでしょう。
年金特別便の思わぬ副産物として・・・。
全員加入させていない企業もきっと多いことであろうし・・・。たぶん想像を超えて恐ろしい事態となる企業がきっと多いことと心配しておりますが・・・。
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