と言う訳で、ワナにハマってしまった問題を・・・
・バットとボールは合計1ドル10セント
・バットはボールより1ドル高い
・ボールはいくらか?
直観的には「10セント」と答える人が多いでしょうが、違います。
正解はちょっと考えればわかりますが、ハーバード大学でも半分以上の被験者が間違えました。
これはシステム1で直観的に出した答をシステム2が検算しないでそのまま出したものと考えられます。
それで、そのシステム1やらシステム2とは何のこっちゃとググると・・・
D・カーネマンによる「認知バイアスを見抜く12の質問」―『「破壊的」経営論(DHBR2011年11月号)』
http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51904042.html
システム1は直観的な思考を、システム2は合理的な思考を支えている。
システム1は、我々が日々直面する無数の意思決定の場面で、迅速に判断を下すのに役立つ。
しかし一方で、システム1はバイアス(偏見)を生み出し、時に合理的・論理的な思考を妨げてしまう。
書評- D・カーネマン, Thinking, fast and slow-
http://flipf.blogspot.jp/2012/01/d-thinking-fast-and-slow.html
カーネマンは人間の判断・意思決定には以下の2つの思考システムがそれぞれ違った形で影響を与えるとしている*。
*なおこの2つのシステムは理解のための便宜上の比喩であり、実際に脳内にこのようなシステムが独立して備わっているわけではない
システム1: 早い (fast) 思考、無意識に働く思考、普段意識せずに働いており、瞬間的な判断(mental "shortcuts")を行う。使用するのにエネルギーを必要としない。システム2が働いている場面でも影響を及ぼしている。
システム2: 遅い (slow) 思考、意識的に働かせないと働かない思考。理由付け、論証、統計/確率的思考などをおこなうさいに使われる。使うのに多くのエネルギーを多くの消費する。怠け者(lazy)であり、できるだけ働きたくない。
全くその通りだねえ・・・
で、社会保険労務士としてはどちらが必要なのだろうか・・・
というか、その社会保険労務士のビジネススタイルによって異なるのだろうけれど、システム1で出した答えに対して、システム2で検算しているのかどうか・・・
ワタクシとして、システム1の方が心地よいので「これで終わった、さあ、焼酎のお湯割りだ(^з^)-☆!!」というのがほとんどかも・・・
でも、あとでシステム2が働きだし、後悔することとなることも多いような気がする・・・
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